思い出を綴る、ヨシノモモコナイトセットリスト

anorak2006-10-18

ものすごい遅いですが、ヨシノモモコナイトに遊びに来てくれた方々、どうもありがとうございました。主催のqazちゃんのおかげなんだけれども、すんごい幸せな空気でした。bar dropの壁にちりばめた、ヨシノさんの音源+関連バンド、ケネルガイドでディスクレビューされていたもののジャケットのコピーとか、ヨシノさんの曲のタイトルにちなんだお菓子詰め合わせセットとか、もうとにかく愛で溢れてたように思います。来てくれたお客さんも、普段クラブに来ないであろう方々だと思うんですが、フロアに出て踊ってたり、曲に合わせて体を揺らしてたり、歌ってたりで、ヨシノさんの曲を聴きながらその光景を見るにつけ、なんともグッと来るものがございました。まだ一週間ちょっとしか経ってないのに、それはもう昔の記憶のように思えてしまいます。それだけ楽しかった。楽しかった、というよりも、幸せでした。ヨシノさんが好きで集まった人たちと一緒に楽しめたことが。壁に貼ってあるジャケットを見ながら話を弾ませてる光景とかね。よかったな。またやりたい、というかあの空気をもう一度味わいたいなあと思うんだけど、きっと2回はできないイベントなんだろうな。

そんなすてきイベントになってしまったわけですが、イベントが終わってもレイト・アノラックへの愛はとどまることを知らず、当日出し切れなかった気持ちをDJ3人がかりでセットリスト内でぶつけております。qazちゃんがmixi内で公開してるんですが、みなさまにもおすそわけ。

続きを読むを押すと、すてきなコメントつきのセットリストが登場します。
mixi経由で来た人はおそらく続きを読むを押さずとも表示されるというか続きを読むの意味すらわからないと思いますがご容赦。では参ります。

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【qazちゃんより】
10月7日に開催した『ヨシノモモコナイト』のセットリストを記念にアップします。
曲の後に「★」がある場合は、その曲をかけたDJのコメントが付いています。ものすごい長いですが、興味のある方はどうぞご覧くださいませ。

■17:00-17:20(qaz)
01.Green Green,It's Green They Say / The Automatics

★2001年7月、オートマの「Quietude!」発売記念ライヴのオープニングナンバーでもあったこの曲。あの夜の高揚感をふと思い出して、ヨシノモモコナイトの幕は上がりました。
02.What A Beautiful Day / The Apricots
03.She's A Godsend / Mamma Crucell
04.Sunflower / Tiroleantape Chapter 4

★チャプ4のライヴの時、私はこの曲になると決まってステージの写真を撮っていました。その当時はそれほど、この曲が好きじゃなかったのかな。でも、イベント前に何度も聴き直して、なんて格好良くてノリの良いナンバーだろうかと思い直しました。歳を重ねると、同じ曲でも違った聴こえ方をするものですね。
05.Open Sesami ! / Maggi's Pekoe
★タカハシナツコさんのひとりバンド、マギーズペコーはピロシキレコーディングスよりアルバムを1枚リリースしています。ヨシノさんプロデュースでもあり、初期Tirolean Tapeが好きな人は絶対に聴いて損はない1枚。でも、今はなかなか手に入らないのかなぁ?
06.Horobasha / Overcoat's
07.Longing For Your Smile / Mamma Crucell



■17:20-17:40(ao)
08.Good Night My Sweet Heart / The Automatics
09.Queen of the Fool / Tiroleantape Chapter4
10.Guess Who Run Away With hte Milkman? / The Pipettes
11.Rainbow Volley / Dolly Mixture
12.Der Computer Nr.3 / Last Hunt-A-Chance

★多言語ユニットがこの曲をまさかのカバー。
France Gallに負けずともおとらずのかわゆさです。
13.The Girl About Town / Helen Love
14.Anorak Girls / Anorak Girl

★アノラックな少女によるアノラックな名曲です。
こんだけわかりやすい曲名とバンド名なので見つけたら拾ってやってください。



■17:40-18:00(Marr)
15.Escort Crash On Marston Street / Heavenly
16.Talk Away, Baby / Jenny On The Planet

★The Automaticsと同じK.O.G.A.からリリースしている大阪のバンド。1995年リリースの1stアルバムに入ってます。このかわいらしさに、The Pastelsのスティーブン・パステルもお気に入りだそうです。まだ活動してるみたいでびっくり。まだ買えるのかと言われたら、見つけるのは難しいんじゃないかなあと思うんだけど、もしこのバンドの名前をどこかで見かけたら気にしてみてください。すてきなバンドです。
17.Evergreen / Ping Pong Dash!
18.Heartstrings / Red Go-Cart
19.Long Distance / Go Sailor
20.Live It Down / Rosita



■18:00-18:30(ao)
21.Sunny Tuesday Afternoon / Dafflecoats

★Late Anoraker Goes Onでもお馴染みのWaaaahから。
下のImpossiblesと同じくライトビューティー疾走曲。
22.Our Love is Good / Impossibles
23.I'll Meet Him / Tirolean Tape
24.You'll See, Take Your Time / Dizzy Joghurt

★Anorak Must!に収録されてます。
間奏終わりでボーカルが入ってくるところは何度聴いても鳥肌ものです。
25.Get into the Girly Groove / Ping Pong Dash
26.Xanado / Tigar Shovel Nose
27.Close My Eyes / Strawberry Story
28.Steaming Train / Talulah Gosh
29.Imbalanced Applique / Tigar Shovel Nose

★ヒトミ&カナコトリビュート収録のパパパ激疾走曲。
アルバム以来の久しぶりの収録曲だったのでナマズンズがそのまま帰ってきた!と安心した覚えがあります。
30.Plastic Drop / Dizzy Joghurt
31.Who Loves you / Pooh Sticks

★heavenlyのアメリア参加。
正直このイベントのために久しぶりに聴きましたがこんなに疾走してんだっけ?と改めて良さに気付きました!
それから毎日聴いてます。
32.Sister O Siter / Sunnychar



■18:30-19:00(Marr)
33.That's The End Of That / The Poconos
34.Lonely Lonely Boy / Overcoat's

★イベント直前に他の2人に確認したところ、2人ともかけないと言うので急遽かけた曲。最初にOvercoat'sを見たのは、神戸でやったライブでだったかなあ。対バンはDizzy joghurtとPing Pong Dash!だったはず。今思うとすごいメンツです。このライブの予約のために、僕は初めてE-mailを使うことになるのでした。
35.He Versus My Mind / Dizzy Joghurt
36.Little Bird / Tirolean Tape
37.Don't Send Me Flower / Twa Toots
38.All The Way / Dizzy Joghurt

★それにしてもDizzy Joghurtをかけすぎだと思います。All The Wayはヨシノさんとヒトミさんのそっくりボーカル混声で最高!どっちがどっちかよくわからなくなるところも。
39.Bravo F-Bb-C! / Sunnychar
40.Stupid Stupid / Tiger Shovel Nose
41.Son Of Beach / The Automatics

スウェーデンのバンドSonic Surf Cityのカヴァー。僕、今ではスウェーデンのバンドを追いかける毎日なので、なんというか、ヨシノさんありがとうおかげでぼくは今スウェーデンバンドに夢中ですみたいな感じでプレイ。
42.Lotsi Go Go / Throw That Beat!
43.Anorak Cola / Dizzy Joghurt



■19:00-19:30(qaz)
44.Screaming / The Automatics
45.Happy Days! / Browny Circus

★K.O.G.A.からのリリース。ブラウニーとの出会いは、渋谷のタワーレコードで「オートマチクス好きは必聴」なんてコメント付で売られていたカセットテープでした。ヨシノさん以外の女性ボーカルものを聴いてなかった私が、ハマりにハマったガールズボーカルバンド。解散してしまったけれど、大好きです。2ndアルバムにはヨシノさんの熱いコメントも入っていますよ。
46.Annoying Kids Are / Ron Ron Clou
★ロンロンクルーで一番好きな曲です!ヨシノさんが昔やっていたカセットレーベル『15min.paradise factory』の「MEGARARE」というタイトルのカセットテープにはこの曲のオートマヴァージョンが収録されていて、それを持っていることがプチ自慢です。「NOT FOR SALE」だしね!
47.Keep On / The Automatics
48.On My Way / Overcoat's
49.I Wanna Be Your Girlfriend / Lush
50.La-Vi La-Vi / Maggi's Pekoe
51.Words / Sunnychar
52.My Everlasting Happiness / NG3
53.Punch & Passion 99 / Tiroleantape Chapter 4

★「99」って不思議な数字。ヨシノさんを好きになってから、この数字の虜になってしまいました、私。
54.My Bay Star / Tip Top Planets



■19:30-20:00(ao)
55.Have You Ever Seen the Rain / Sunnychar
56.Smoker / The Overcoat's

★オバコのアルバムの中よりサーフテイストな名曲を。
ヨシノモモコナイトの翌日にラストライブを行ったオバコに、ありがとうの意味を込めて捧げました。
57.Boy Meets Surf / Browny Circus
58.Boobie Boy / The Automatics
59.Lipstick To Japan / Suzy & Los Quattro
60.Getting Faster / Even As We Speak
61.I Know You're Good Boy / The Automatics
62.Jack / Shelly's Children

★ヨシノさんといえばcuckooland。
その前身のこのバンドのレコードはケネルガイドで紹介されて以来、5年間ずっと探してました。
このイベントでかけることが出来てよかった。
63.It Goes Boing / Kamikaze Pilots
64.Tigar Shovel Nose / Tigar Shovel Nose

ナマズンズで一番最初に聴いた曲です。
1曲目のこの曲で心を捉まれてました。
この後8曲目で完全に虜になってました。
65.Stowaway / Tullycraft
66.In My Eyelid / Dizzy Joghurt

★アルバムも名盤ですが、シングルに収録されてあまり目立たないこの曲。
Dizzy JoghurtのテーマやHow Do You Do Itの陰に隠れてますが無茶苦茶名曲です!
67.Crash / The Automatics



■20:00-20:30(Marr)
68.I Wish / The Automatics

★この曲をどうにかうまくかけること、今回の課題だったんです。せっかくヨシノモモコナイトと銘打っているので、スローテンポな曲もかけたいなと。最初に持ってきたのはスローテンポへの恐怖がまざまざと出てしまっているのですが、お客さんにはなんともしっくりとハマったようで一安心。これ、名曲ですよねえ。胸が痛くなるもの。
69.Off And Running / Tiroleantape Chapter 4
70.Heart / Rockpile
71.Pictures of Matchstick Fans / Tirolean Tape and Her Knights
72.My Sugar Daddy / Ring My Bell

米国音楽という雑誌のオマケCD(と言ってはもったいないくらいいい曲が収録されているのですが)収録分を大公開。のちにヒトミ&カナコトリビュート"Ring Her Bell!!"でセルフカヴァーされたりチロリンズにカヴァーされたりしているのですが、僕は米国音楽に収録されているこのドタバタしたバージョンのほうが好きなのです。もし米国音楽の5号をどこかで見かけることがあれば、迷わず買い!その際は、CDがついているかどうかの確認も!
73.Michelle / Jimmy Pops
★これもK.O.G.A.のバンドで、とにかくK.O.G.A.のリリースがあったらすべて買っていた時期に出会いました。この曲が入っているJimmy Popsの1stシングル"Sheshell e.p."、僕が始めて買ったレコードなんです。聴きすぎてミゾが擦り減っちゃってるし、ジャケもよれよれになってしまってたので、イベント当日は保存用の7"の封を切っていきました。
74.Maria / Dizzy Joghurt
75.Nothing To Be Done / The Pastels
76.Sweets Can Save Us / The Automatics



■20:30-21:00(qaz)
77.Lucy / Overcoat's

★この曲の何ともいえないせつなさが好きです。大切な気持ちを呼び起こしてくれるような名曲。オバコの解散は本当に残念です。
78.ウィーツィーとモーリーのバラード / Tiroleantape Chapter 4
★リリース当時、アルバムに収録された英語ヴァージョンの対訳をそのまま歌う、という手法に感動したのを覚えています。
79.Washday Stomp / Mamma Crucell
80.Zoom / The Apricots
81.Theme DE Chobeaullet Part3 / Chobeaullet3

★インストナンバーなんですが、格好良すぎて震えます。ヨシノさんのエロティックなコーラスもポイント!
82.Bub'Bubble Gum Gum / The Nerds
83.Soul & Stomp / Tiroleantape Chapter 4

★チャプ4のライヴで、この曲がベスト3に入るぐらい大好きなのです。思い切りハンドクラップして飛び跳ねて、ウキウキしっぱなしのパーティーソング。
84.Tequilla / The Apricots
85.Cappuccino Twist / Tiger Sovel Nose
86.Breakaway / Tiroleantape Chapter 4
87.We're Not Deep / The Automatics

最初にこの曲の原曲(Housemartinsというバンドの曲です)を知ったのは、今回一緒にイベントをやったao君にもらったMDでした。もうかれこれ7年ぐらい前でしょうか。そのMDはオートマやサニチャーなども入った彼のセレクトMDだったのですが、その1枚のMDで、私の音楽ライフがどれだけ広がったことか。洋楽をまったく聴いてなかった私が、洋楽に足を踏み入れたきっかけでもありました。
そして、オートマのカヴァーアルバム「Good Melodies」でリクエストを募集していた時、私は迷わずこの曲をリクエストし、しかもそれが採用されたのです。LPのジャケに「リクエストありがとうございます」とヨシノさんにサインをいただいたのがとても良い記念になっています。宝物です。
88.Secrets / Primitives



■21:00-21:20(ao)
89.Lowest Passing Mark / Tirolean Tape
90.You're My Buttery / Sunnychar

★この曲を聴いた最初に時にも衝撃がありました。
まさか途中からあんなに!あんなっにっ!テンポ上がるなんて思ってませんでしたから。
91.Bubliny Barvy Pozdrav / Last Hunt-A-Chance
92.Dandy R / The Automatics
93.C is Heavenly Option / The Automatics
94.I've Never Been To Me / Tigar Shovel Nose

★コメントにもあるようにシャーリーンの原曲を超えてます。
このドタバタした疾走感がナマズらしさであり、魅力なんじゃないでしょうか。
きっとそうです。
95.Give Me L / Tirolean Tape and Her Knights
★ヨシノさんとの出会いの曲です。全ての始まりはこの曲から。



■21:20-21:40(Marr)
96.Bears Bear Bears / Tirolean Tape

★初めて聴いたときからなぜか歌詞がつきささる、そんな曲。通学の時、Loop Master(ポータブルCDプレイヤーのふたが透明で、中でCDがくるくるしてるのが見えるアレ)のなかによく入ってました。友達が、またこのCDかよー、って。
97.Here Come All The Shine / Dizzy Joghurt
98.I'm a Lovebird / The Automatics
99.My Precious! / Jimmy Pops
100.Snoopy Boy / Tirolean Tape And Her Knights
101.Employee! / Sunnychar

★バスの運転手になりたかったから、I wanna be a driverなんですって。ヨシノさんの幼馴染の話。
102.Honey Bunch / Piggie's
103.Yesterday's Children / The Automatics

★Flipper's Guitarどっぷりだった僕をこういう音楽に振り向かせてくれた曲。ギターがうるさいものはほとんど聴けなかったのに、この曲がきっかけでどんどん聴けるようになり、気がついたらずいぶんと幅が広がったものです。The Automaticsには、米国音楽のオマケCDに入ってた"99 is My Lucky Number”のセルフカヴァーで出会うことになり、友達が偶然レコード屋で見つけてきた1stアルバム"バトルフィーバー(AT)"にて、この曲の衝撃を味わうことになるのでした。
104.Late Anoraker Goes On! / Tiger Shovel Nose
★ヨシノモモコさんを愛するすべての方へ。



■21:40-22:00(qaz)
105.99 Is My Lucky Number / Sunnychar

★ヨシノさんが作った曲の中で私が1番好きな曲です。
そもそも、私はサニチャーがヨシノさんとの出会いなので、始まりなので、
私が知った頃にはすでに解散してしまっていたけれど、特別なバンドです。
以前、チャプ4がマイカフレイクス(サニチャーの黒米さんのバンド)と北海道で対バンしたことがあり、せっかくだからサニチャーの曲をプレイするかも、という告知に乗って私も北海道までライヴを観に行ってしまいました。
ヨシノさんのライヴを観たくて各地を飛び回った経験のある方、いっぱいいらしゃるでしょうね。ぜひ、みなさんの思い出話も聞かせていただきたいものです。
106.Debbie Brown / Tirolean Tape
107.Here Comes The New Boy / Tirolean Tape And Her Knights
108.Red Guitar / Tiroleantape Chapter 4

★どなたかに質問なのですが、アンダーフラワーからリリースされたビデオに、この曲のPVが入ったものがあると思うのですが、お持ちの方、いらっしゃいませんか?今回のイベントを機に探したもののなぜか手元になく、でも記憶の中では何度も確かに映像を観ており、ちょっとモヤモヤしているのです。ショボーレさんの自宅(当時)で撮影されたハズなのですが・・・。
109.Momo, The Novel Thief / The Automatics
★イベントラスト3曲。大疾走ナンバーをバッチリ決めてくれるオートマ4人の一体感がすっごく格好よくて泣けるほど好きだと思ったライヴを思い出します。
110.Sha-La-La-La-Lee / Sunnychar
★チャプ4のライヴの終盤や、アンコールでよくプレイされていた思い出がある曲です。チャプ4のカヴァーはもちろん格好良いのですが、サニチャーヴァージョンが大好き過ぎて。
111.Automatic Eraser / The Automatics
★ラストの曲は迷いに迷いましたが、みんなで踊れるこの曲に。
Hey Now!とか叫んで、思い切り腕を上げて、踊り疲れて、
息苦しくなった夜は、ほんのちょっとだけ前のことなはずなのに、
なんだかとっても、懐かしいことのような気もして、
祭りの後に、胸が痛くなるのでした。

【qazちゃんより】
いつまでも、あの頃のまま止まっているハズはないのに、
音楽は、思い出の瞬間をいくつも、あの時のまま、空気もまるごと保存していますね。
コメントを書きながら、改めてそう思いました。